3,000枚もの様々な形のキューブが壁と屋根を覆う「泡」をイメージした、北京オリンピックのメインプール。透明感のある青色がとても綺麗で、泡の中のLEDによりライトアップがされます。
1つ1つの泡は3次元構造により鉄骨が組まれ、立体的に造られています。外膜は軽量で強度もあり、ガラスよりも防汚性に優れた高機能フッ素樹脂ETFEフィルムが使用されています(コストも割安)。そこから太陽光を採り入れることでプールの水の熱源として利用したり、室内のそれぞれの場所に応じた快適な温度と湿度を供給してくれたりと、自然を最大限に利用した「グリーン・オリンピック(=環境にやさしいオリンピック)」が実践されています。無駄にしないエコとして、効果的な水のリサイクルも行われています。
ウォーターキューブ横に見える5棟の建物は、李祖原(LEE ChuYuan)設計による自称7つ星ホテル+高級マンション+商業施設などの盤古大観(盘古大观 | Pangu Plaza)。どことなく「聖火」の形にも見えますが、オリンピック関連施設とは一切関係ない、ある意味五輪便乗的な建築です。これは「龍の頭」を模していて、ビル・ゲイツが1部屋を1年間、16億円で借り切ったそうです。
Name: Beijing National Aquatics Center, “Water Cube” (北京国家遊泳中心 愛称”ウォーターキューブ” (水立方))
Designer: PTW Architects (PTWアーキテクツ)
Link: National Aquatics Center | Beijing 2008 Olympic Architecture
木の枝から成る「鳥の巣」をイメージした、北京オリンピックのメイン競技場。「枝」には、外側の建物を支える鉄骨、真ん中の補強および飾りの鉄骨、内側の雨水を集めるパイプなどが隠された鉄骨の3タイプがあります。
国際コンペと市民投票により選ばれた設計者のH & de Mは、「国家を讃えるモニュメントではなく、人々を讃えるもの」「器が変わればお茶の味も変わる」と語っています。
Name: Beijing National Stadium, “Bird’s Nest” (北京国家体育場 愛称”鳥の巣”)
Designer: Herzog & de Meuron (ヘルツォーグ&ド・ムーロン)
Link: National Stadium | Beijing 2008 Olympic Architecture